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特殊検査のご紹介

MRI(磁気共鳴画像)

大きな筒状の装置の中に入り、大きな磁石による強い磁場と電波を使って頭部・脊椎・四肢や腹部等を詳しく検査することができます。また、血管も造影剤を使うことなく撮影することも可能です。

 MRIは2010年2月より、MRI装置(1.5テスラ)を導入しております。 従来の1.5テスラMRI装置は、狭いトンネルの中で、長時間、工事現場のような激しい騒音に耐えなければいけませんでしたが、当院のMRI装置は、より解放的な空間で、より静かに検査が受けられる装置です。リラックスして検査が受けられます。
全身メタ検索(頚部~骨盤)のDWIBS検査も行っています。
MRIは、磁石と電波を使って体の様々な断面像を撮影するので、放射線による被曝がなく全身の検査が可能です。また、造影剤を使用せずに血管・胆管・膵管の画像を得ることもできます。

CT(コンピュータ断層撮影)

 80列の検出器を使い頭部・胸部・腹部等、全身の検査ができます。普通は人体を輪切りにした画像ですが、コンピュータで処理することにより任意の方向の画像や3次元画像も作ることができます。
 CTは2015年3月より、全身用CT装置(80列)を導入しております。この装置は、従来装置に比べ、より圧迫感が少なく開放的になりました。性能につきましても格段の進歩をしており、胸部から骨盤までの撮影時間は10秒弱で、X線線量は3分の1程度になります。必要に応じて3D(立体表示)もできるため動脈瘤や腫瘍等の診断に威力を発揮しています。また、心臓の冠動脈CT検査は、わずか5、6秒の息止めで撮影ができるようになり、患者さんの負担が軽減されました。骨折部や冠動脈などの3D表示もワークステーションを用いて極めてきれいに処理できます。

骨塩定量(DXA法)

2つのエネルギーの違うエックス線を使って、腰椎や大腿骨の付け根のカルシウム量を測定する検査です。高齢化に伴って骨折の予防や骨粗鬆症治療の為の検査として行われます。

このDXA法では、手や足の末梢骨の骨量ではなく、腰椎や大腿骨頚部の骨量が直接測定できる利点があります。検査時間は約15分程度で終わります。2023年8月に新しい装置に更新しました。

胃透視検査(胃X線検査)

バリウムを飲み、右を向いたり左を向いたり、うつ伏せや仰向けになったりすることにより、上部消化管(食道・胃・十二指腸等)の検査をします。潰瘍・がん等の検診に利用されています。

胃内視鏡(胃カメラ)

直径約1cmの柔らかい管の先にカメラをつけた内視鏡で、胃や十二指腸の内部を直接観察する検査です。粘膜の色の変化や微妙な凸凹、ただれを確認できるため、病変を小さなうちに発見することが可能です。胃がんの診断にはきわめて有効です。早期がんでは、内視鏡で切ることもできる場合があります。
半分程度の直径で鼻から挿入する経鼻内視鏡も備えています。処置には向きませんが生検は問題なく可能、咽頭部への刺激少なく観察可能です。

大腸内視鏡(大腸ファイバー)

大量の下剤で大腸を空にした後に、お尻より内視鏡を挿入し、直接大腸の中を観察します。 生検と呼びますが、その場で内視鏡の先端より出した機械で大腸の病巣から病変の組織をとり検査をする事が可能です。また、大腸の中にできたポリープを切ることもできます。

胆膵内視鏡

後方斜視鏡により、胆管、膵管の検査が可能です。閉塞した胆管に管を通す、詰まっている石を除くなどの処置を行います。人員の関係で緊急の処置は難しいですが、待機的な処置であれば相談いただければと思います。

腹部超音波検査(腹部エコー)

腹部に超音波を当てて、腹腔内の臓器から返ってくるエコーを受診することで腹腔内を映像化します。もっとも安全な検査で、肝臓や胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓、子宮、卵巣などの臓器の状態を観察することができます。

頚部超音波検査(頚部エコー)

超音波の機械を用いて、 頚部の動・静脈の状態を観察し、脳梗塞の原因となる血管内の脂肪のかたまりの有無や、血管の弾性が失われる動脈硬化症について調べます。

心臓超音波検査(心エコー)

心臓の形の異常や、動きの異常を見つけます。心臓弁膜症・心筋症・狭心症・心筋梗塞・心膜炎・先天性心疾患などが分かります。特に心不全の程度や原因の究明には、なくてはならない検査です。心エコーは、普通は左向きに寝て検査します。

トレッドミル (運動負荷心電図)

トレッドミルとは、スポーツジムでよく走っている装置とほぼ同じものです。運動負荷心電図の検査方法の1つで、ベルトコンベアのような動くベルトの上を歩いたり、ジョギングしたりできる装置です。この装置のベルトコンベアの速度を変えて、ジョギングするスピードを変え、その運動によって、心電図の変化があるかどうかを検査し、虚血性心疾患や不整脈などを診断します。

ホルター心電図

小型の心電図記録器を携帯していただき、24時間日常生活中の心電図を連続で記録します。仕事中や食事中、睡眠中等の心電図の変化を詳しく調べることができます。また運動情報、心拍数、不整脈の数、心電図の変化などから、虚血性心疾患の診断ができます。

動脈硬化検査(ABI、PWV)

血管は加齢とともに硬くなり、血液中の脂肪などが付着すると血管の内壁を厚くします。この状態を「動脈硬化」といいます。血管が狭くなったり、栓ができたりして血液が流れにくくなると、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞 などをひき起こしやすくなります。検査はわずか5分程度と非常に簡単です。手足の血圧を測ることで動脈硬化が診断できます。もちろん痛くありません。

気管支鏡

直径約5mmの柔らかい管の先にレンズをつけた内視鏡で、気管や肺の内部を直接観察する検査です。肺がんや呼吸器感染症の診断にはきわめて有効です。奥の方にたまった痰を吸引することもできます。

簡易型 睡眠時無呼吸検査

問診及び眠気テストなどから睡眠時無呼吸症候群が疑われる方に、携帯用の睡眠モニター(パルスリープ又はパルソックス)の貸し出しを行なっています。この器械で、睡眠中の呼吸や血液中の酸素の状態などを記録します。検査は自宅で行ない、器械の装着も簡単にできますので、この検査では入院の必要はありません。

PSG (終夜睡眠ポリグラフィ)

簡易検査で、疑いが強い、または、重症と診断された場合に、適用される精密検査です。病院に一泊入院し、脳波や眼球の運動、鼻と口の呼吸、いびき音、心電図、体動などをはじめ、多数の検査項目をモニターすることで総合的な診断がされます。この検査によって、睡眠時無呼吸症候群のタイプ(閉塞型、中枢型、混合型)や重症度を判定することが可能です。

マンモグラフィ (乳房撮影)

エネルギーの低いエックス線を利用し、乳房を圧迫することにより乳癌の早期発見に利用されています。がん検出率はその他の検査よりも高いといわれています。現在、女性技師2人が担当しています。

膀胱鏡検査

内視鏡を、外尿道口から挿入して、直接、尿道・膀胱を観察する検査のことです。炎症や腫瘍を観察する検査で、腫瘍が疑われる場合には、その部分から組織をとって、検査を行ないます。